いつか見た星は未だ滅びに向かって輝き続けているのかしら。
それとも、あの時既に滅びていたのかしら?
でも今ではそんなこと、どうでもいいわ。
光年という途方もない時間にとって、私たちの短い一生なんて下らないもの。
永遠の愛だなんて、存在しないんだわ。


だって私は見てしまったの。

私とお揃いの真っ赤な服を脱ぎ棄てて、見知らぬ女と楽しく笑うあなた。
お揃いの白い服を着て、幸せそうね?
私は貴方を愛していたのよ。貴方も愛してるって言ってくれたじゃない。

ねえ、私たち 約束したわよね。